- 英語が苦手だけど、英語を克服したいな。でも、社会人だから忙しいし、勉強を続けられるかも不安。どうすれば英語を克服できるんだろう?ポイントが知りたい…。
本記事では、上記のような疑問に答えていきます。
私は学生の頃にカナダへ留学、新卒で大手グローバル企業に入社し、その後は26歳で海外駐在を経験しました。経歴を見ると「英語が得意だったんだろう」と思われがちですが、、英語は全く得意ではなく、むしろ相当苦労しながらも、なんとか英語を勉強しました。
そんな経験があるので、よく友人や会社の同期・後輩からは、「社会人から、苦手な英語を克服するためにはどうすればいい?」という相談を受けるんですよね。
そこで本記事では、「苦手な英語を社会人から克服するためのポイント」を、私自身の実体験をもとにご紹介します。
英語が苦手な方でも大丈夫です。本記事を読めば、これからどうやって英語を勉強していけばいいか、それがわかるようになります。「英語が苦手」「英語が嫌い」、そんな方は、記事の内容に沿っていけば、苦手は克服できますよ。
なお、「社会人向け」と書いていますが、中学生でも、高校生でも、根本は同じです。なので、中高生、あるいは大学生の方も、ぜひご一読ください。
Contents
英語が苦手な社会人が、苦手を克服するポイント【3つあります】
- 英語を学ぶ目的・目標設定(ゴール設定)をすること
- ゴールまでにかかる「学習時間」を把握すること
- 「楽しく」「毎日続けやすい」教材を使うこと
結論、上記の3つです。それぞれ詳細を解説しますね。
1. 英語を学ぶ目的・目標設定(ゴール設定)をすること
英語を学ぶ目的と目標。つまりゴールですね。まずはこのゴール設定をすることが、一番始めにやることです。
なぜ最初にこれをやるの?
理由は、ゴール設定をしないと、無駄が生まれるからです。
事例:航海
- ゴールがわかっている航海・・・そのゴールに向かって進んでいける
- ゴールがわかっていない航海・・フラフラ彷徨いながら、ゴールに到達できるかも怪しい
こんなイメージです。
航海の場合、目的地があるから、そこにたどり着けますよね。一方、「最初に自分がどこに行きたいのか」「たどり着きたいのか」、これが最初にわかっていない限りは、到達するまでに遠回りしてしまいますし、むしろ、ゴールに到達できるかどうかも怪しいです。
これは英語学習も同様でして、目的や目標がはっきりしているからこそ、そこに向かって到達できます。
だからこそ、これから英語を勉強するなら、「英語を学んでどうなりたいか」「そのためにはどの程度のレベルになる必要があるか」これを決めることがファーストステップですね。
目的・目標設定のサンプル
サンプルを出すと、例えば以下のような目的・目標設定でOKです。
- 目的:海外駐在や海外出張のチャンスを掴むため
- 目標:支障なく、外国人と簡単なビジネス英語を話せるようになる(目安:TOEIC800点)
こんな感じです。
海外駐在や海外出張を通じて、世界中で仕事をしたい。良い目的だと思います。そのために必要な目標として、目安はTOEIC800点。
こんな感じで、目的は「ありたい姿」を描き、目標は定量的な「数字」で置くと、自分が目指すべきところがどこかがわかるようになります。
2. ゴールまでにかかる「学習時間」を把握すること
ゴールを定めても、ゴールまでの「距離」がどれくらいあるかわからないと、精神的には厳しい時間が続きます。
ここでいう「距離」とは、「学習時間」ですね。
事例②:マラソン
- ゴールまでの距離がわかっているマラソン・・・距離がわかっている分、ペース配分も調整しながら進んでいける
- ゴールまでの距離がわかっていないマラソン・・「一体いつたどり着くのか、、、」と、無駄に不安や徒労感を感じる
こんなイメージです。
ゴールが見えないマラソンって死ぬほど厳しくないですか。私は学生時代にサッカーをやっていましたが、試合に負けると、延々とグラウンドを走らされるペナルティを課せられていたんですよね(現代だと、下手すると問題になるペナルティだと思いますが、当時は普通でした。笑)
「一体何周走れば終わりになるんだ…」という精神状態は、驚くほどきついです。
これは英語も同じで、あとどれくらい勉強すれば、どの程度のレベルにいけるかわかっていないと、「終わりが見えない」となり、途中で挫折してしまいがちです。
だからこそ、自分が決めた目的・目標までの距離がどのくらいなのか、把握しておくことがポイントです。
学習時間の目安
英語習得までの期間ですが、社会人が英語をやり直すなら、ざっくり「2,000時間」、これが目安となります。
またTOEICについては、だいたい「200〜300時間勉強」すると、「100点のスコアUP」が相場です。なので、いまTOEICが500点で、これから800点を目指す場合、だいたい600〜900時間が目安の学習時間になります。
こんな感じで、だいたい自分がどの程度勉強すれば、目的・目標達成にたどり着けそうか、これを知っておくだけでも、全然モチベーションの維持力が変わってきます。
マラソンもそうですが、ゴールがわかっているマラソンと、ゴールがわからないマラソンでは、後者の方が、精神的に辛いですよね。だからこそ、「自分に必要な学習時間」は、把握をしておくことが大切です。
上記時間はあくまで「目安」。もっと短縮化できる
なお、上記の時間はあくまで目安であることも事実です。実際、効率的な勉強をすれば、もっと短い時間で習得することもできます。例えば、外国人と簡単なコミュニケーションを取るくらいなら、数ヶ月真剣にやるだけでもできるようになります。
なので、上記はあくまで目安としながら、ダラダラ勉強はせず、もっと短期間での達成を目指すことが吉ですね。TOEIC100点UPなら、100時間で達成するとか、実際全然できますよ。
英語の学習時間についてより詳しく知りたい場合は、「【英語習得までの期間】目安期間と最短で習得するための方法を実体験から紹介」を参考にどうぞ。こちらで詳しく紹介しています。
3. 「楽しく」「毎日続けやすい」教材を使うこと
「英語が嫌い」「英語が苦手」というのって、根本辿ると、
- そもそも楽しくない…。
- 毎日続けることがしんどい…。
こういったことに起因するんですよね。
だからこそ、「楽しく」「毎日続けやすい」教材を選んで使うことが、本当に重要です。
例えば私自身、英語を学び始めた頃は、分厚い参考書を取り出して、勉強をスタートしました。でも、正直全然楽しくなかったですし、勉強も続かなかったです。
「いや、英語を勉強するなら、楽しくないこともやらないとダメでしょ」と思うかもしれません。確かに、100%楽しいことだけ、というのは難しいです。
ですが、最近は楽しく英語を学べ、かつ毎日継続しやすいツールもあるんですよね。そういったツールを使えば、ここの問題は解決できます。
楽しく、毎日続けられるおすすめアプリ
私自身、いろいろな教材やアプリを使ってきましたが、初心者でも楽しく続けられるツールで、現時点で一番おすすめなのは、スタディサプリEnglishです。
スタディサプリは、「日常英会話」「TOEIC」を学べる英語アプリです。英会話に必要な項目はコレ一つで学べる仕様になっています。
私がスタディサプリをおすすめしているのは、「コンテンツが楽しいから」「隙間時間を有効活用できるから」です。
実際に私が学習している画面キャプチャー。キャラクターが登場し、楽しく英会話が学べます。
上記のように、スタディサプリにはキャラクターがいて、英会話を楽しく学べるようになっています。加えて、1コンテンツが短めに作られているため、隙間時間の「2分」でも、英語学習することができます。なので、私は「通勤時間」に、よく勉強をしています。
このように、スタディサプリは初心者でも無理なく、楽しく学べるアプリです。なので、「英語を続けられるか自信がない・・」という方にこそ、スタディサプリEnglishはおすすめですね。
実績としても「累計632万ダウンロード*を突破」など、超人気アプリです。運営も大手のリクルート社なので、信頼性も高いです。
*上記DL数は、2022年12月31日時点、日常英会話コース、新日常英会話コース、ビジネス英語コース、TOEIC®L&RTEST対策コースの累計DL数
加えて、7日間なら「無料体験」もできるので、まず無料で試せることも、おすすめしやすいポイントですね。
コースは日常英会話コース(月額2,178円)とTOEIC対策コース(月額3,278円)の2つがありますが、このうち「TOEIC対策コース」を利用すると、もう一つの「日常英会話コース」も無料で利用可能となります。これは無料体験も同じなので、トライするならTOEIC対策コースがおトクでおすすめです。
スタディサプリを実際に使った効果や評判は、「スタディサプリEnglish(英語)を1年半使い続けた効果【元駐在員がレビュー】」を参考にどうぞ。こちらで詳しく紹介しています。
英語が苦手な社会人におすすめの学習方法
具体的な勉強法ですが、これについては書くと長くなるので、、詳しくは【社会人のための英語勉強法】”最短最速”で英語力を身につけるシンプルな方法の記事をどうぞ。
こちらの記事で、上記のスタディサプリの活用方法や、その他おすすめのツールや勉強法をまとめています。
この通りにやれば、社会人からでも最短最速で英語力は身につきますよ。全て私の実体験からまとめています。
【未来の話】苦手な英語を克服すると実現できる未来
それでも、英語を続けていると、「挫折する気持ち」が出てくることは、少なからずあると思います。
そんなときは、英語を学ぶことで「実現できる未来」を思い出すことがおすすめです。
実現できる未来は色々ありますが、いくつか私が実感したことを挙げていきますね。
転職に有利になる
上記の通りでして、英語を学ぶと、「転職で有利」になります。
これからの時代、一つの会社で定年まで勤め上げる時代ではないです。会社の寿命が自分の会社生活より短い時代ですから、誰もが「転職」というオプションを持ちながら、キャリアを作っていく時代です。
ここで一つ質問
あなたは、「転職でアピールできるスキルや実績」をどれだけ持っていますか?
恐らく、大半の人は「スキルや実績なんてない」と感じると思います。厳しいようですが、それだとかなりマズイです。
30代、40代になって、仮に会社から放り出されたとしても、誰も助けてはくれません。自分の身は自分で守る必要があります。
その点、「英語力」があるだけでも、拾ってくれる会社は増えますよ。日本はもう成熟国家ですか、、どの会社も、これからはグローバルに進出していく必要があります。そんなとき、英語ができる人材は、重宝されやすいです。
実際私も、英語を身につけて転職活動をしましたが、英語ができたことで、かなり有利に転職活動を進めることができました。
英語と転職の関係についてより詳しく知りたい場合は、「英語力は転職に有利だった。20社以上のエージェントを使って転職活動した結果」を参考にどうぞ。こちらで詳しく紹介しています。
年収が上がりやすい
英語ができると、それだけで年収が上がりやすいんですよね。なぜなら、英語ができる人材は、島国の日本ではまだまだ需要が高いからです。
年収は需要と供給のバランスで決まる
これ、すごく勘違いされがちなんですが、ものすごく高いスキルや専門性を持っているからといって、年収が高いわけではありません。
需要が高く、かつ供給が少ない分野で、自分が「供給側」になれれば、年収は上がるんですよね。
英語人材の需要と供給
- 需要:英語ができる人材は求められている
- 供給:英語ができる人材は足りていない
このような状態なので、英語ができると、年収は上がりやすいんですよね。
私自身も、英語ができるようになってからは、年収で100万円UP、200万円UPのオファーを頂いたこともあります。
ですから、「いまの年収に不満があって、もっと収入を上げたい」、と思う人は、英語を学ぶ価値は大いにあります。
仕事の幅が広がる
上記の通りでして、英語ができると仕事の幅が広がります。
事例:英語ができると実現できる仕事
- 海外出張
- 海外駐在
- 海外就職・転職
- ワーキングホリデー
こんな仕事ができますね。
例えば海外駐在。これから英語を学びたい人の中には、将来海外で働くことを夢見ている方も多いんじゃないでしょうか?
英語ができれば、海外出張や海外駐在を手にするチャンスも生まれます。私自身も26歳で海外駐在を経験しましたが、英語の勉強を事前にしていたことも評価されたようです。
また、仮にチャンスが手に入らなくても、自ら海外の就職先を探して、「現地就職」する方法もありますね。この場合、英語圏であれば英語力はほぼ必ず必要になりますから、英語は身につけておかないといけません。
以上です。主にビジネスや仕事面のメリットを書きましたが、
- 海外移住する
- 海外旅行が楽しくなる
- 海外ドラマや洋画を字幕なしで楽しめる
- 世界中に友達を作れる
- 外国人の恋人を作れる
という感じで、仕事以外でも、他にもメリットはたくさんあります。
まとめ:大人になってからでも「英語苦手」や「英語嫌い」は克服できる
述べてきたように、社会人からでも、苦手な英語は克服できます。簡単な英会話くらいなら、3ヶ月でも習得できますから、あれこれ難しいことは考えず、まずは行動することが良いかと思います。
前述通り、社会人から英語を学ぶと、実現できる未来の選択肢がメリットが増えます。選べる仕事の幅も増えますし、転職にも有利になります。年収も百万円単位で上がります。海外に住むことだって現実的になります。
もし現状に何かしらの不満があり、英語を学ぶことでそれが解消されるなら、学ばないと勿体無いです。
書いてきた未来の話は、行動さえ起こせば、手の届くところにありますよ。ですが、行動しなければ、英語はできるようきならないですし、書いてきた未来も実現できません。
理想の未来を現実にしたいのであれば、早速「今日」から、行動を起こすことが必要ですね。何かをはじめるなら、まずは手軽に始められるスタディサプリEnglishからスタートで良いと思います。無料ですし、通勤時間や昼休みにでも一度トライしてみましょう。
今回ご紹介した英語学習ツール
- スタディサプリEnglish【7日間の無料体験あり】
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