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【結論】海外駐在は転職に有利なの?元駐在員が転職活動をした感想と結果

【結論】海外駐在は転職に有利?元駐在員が実際に転職活動した感想と結果

私は新卒で大手グローバル企業に入社。26歳の時に海外駐在を経験しました。今は日本に帰国をしており、転職活動を行い、同じく大手グローバル企業に転職を成功しました。

 

転職活動では、幅広く転職サイトや転職エージェントを利用し、海外駐在経験者がどのように評価されているかを知ることに務めました。使った転職サイトや転職エージェントは、大手・中小・日系・外資系含め、20社を超えています。

 

その結果、海外駐在経験を必要としている企業、そうでない企業の違いもわかりましたし、駐在経験者はどのような転職先を選べば良いかも、そのリアルが見えてきました。

 

そこで本記事では、海外駐在を経験した元駐在員の私が、海外駐在経験は果たして転職で有利になるのか、その実態について解説をしていきます。

 

海外駐在が転職に有利な3つの理由【元駐在員が転職活動をして感じたこと】

海外駐在が転職に有利な2つの理由【元駐在員が転職活動をして感じたこと】

 

  1. グローバル人材の需要が高いから
  2. 一方で、グローバル人材は世の中に少ないから
  3. マネジメントスキル・経験が評価されるから

 

理由は上記の通りです。

 

1. グローバル人材の需要が高いから

少子高齢化が進み、経済が中長期的に縮小していく日本では、海外に活路を見出す企業が多いです。そのため、海外駐在経験のある、グローバル人材の需要はかなり高いんですよね。

 

例えば、私自身転職活動をしていた時、メーカーや商社、IT企業など、様々な会社において、「海外事業を積極的に展開していくこと」を、今後の事業展開としているところが多かったことを肌で感じました。そしてそういった会社は、募集要項に「海外駐在経験者」と記載していたんですよね。

 

海外進出を進めていくにあたり、実際に海外で仕事をしていたビジネスパーソンがいるといないでは、得られる成果も大きく変わってきます。

 

海外駐在経験者なら理解してもらえると思いますが、現地ならではの商習慣ってありますよね。そういうものを理解していたり、現地でコネクションを持っている人は、非常に強く求められます。

 

このように、海外駐在経験者は、転職市場で高い価値で求められています。ですから海外駐在経験があると、転職には有利になりやすいです。

 

2. 一方で、グローバル人材は世の中に少ないから

一方上記の通りで、需要が高いとはいえ、実際のところ、グローバル人材の数は少ないです。

 

例えば、実際に私自身転職活動をした際は、企業から、「海外駐在経験者は本当に貴重だよ」という声をもらいました。というのも、海外駐在を経験している人は、企業の中でもエリートコースを走っている人が多いです。

 

そのため、駐在経験者は世の中にいても、転職市場にはまだまだ少ないんですよね。一生同じ会社に勤め上げる人も多いからです。

 

ですから、海外駐在経験は、マーケットに駐在経験者が少ない分、尚更アピールしやすいです。

 

3. マネジメントスキル・経験が評価されるから

海外駐在の良いところは、日本にいるより早く「マネジメント経験」が積めることです。

 

海外駐在経験者は、現地スタッフのマネジメントポジションに就くことが多いですよね。「日本で係長→現地で課長」「日本で課長→現地で部長」という赴任の仕方が一般的だからです。

 

マネジメント経験は転職で高く評価される

私自身、転職活動を通じて強く実感したことですが、「マネジメント経験」は、転職市場ではかなり評価されます。実際、多くのハイクラス求人の募集要項には、「マネジメント経験者」という条件が存在していました。

 

ですから、海外駐在でマネジメントしていた経験があるなら、転職において評価に繋がりやすいので、アピールすることが大事ですね。

 

私自身もマネジメントをしていたので、チームでどう成果を残したか、その思考やプロセスを中心に面接で話すことで、希望していた大手グローバル企業の内定を勝ち取ることができました。

 

以上が、海外駐在経験が転職で有利になる3つの理由です。

 

この辺りについては、同じく海外駐在経験者であり、現在転職支援をされているTravewriterさんも「海外駐在経験は転職に有利?元駐在員で現在転職支援をしている僕が解説」の記事で、同様の見解を書いていました。

 

私が海外駐在を経て転職活動をしてわかったことは、転職市場においてもやはり事実のようですね。

 

海外駐在経験を活かした、おすすめの転職先の選び方

海外駐在経験を活かした、おすすめの転職先の選び方

 

  1. また海外で働きたい人
  2. 海外で働いた経験を活かして、日本で働きたい人

 

海外駐在経験を活かして転職する場合、上記の通り、2パターンで分けて考える必要があります。それぞれ解説しますね。

 

1. また海外で働きたい人

「海外駐在経験を活かし、また海外で働きたい人」。この場合の選択肢は「日系のグローバル企業」です。

 

日系グローバル企業がおすすめな理由

シンプルですが、また海外へ行くチャンスが掴みやすいからです。

 

日系グローバル企業は、多くの駐在員を海外に送り出しています。今後も海外への事業展開は進んでいくでしょうから、こう言ったグローバル企業に転職することが、海外駐在をもう一度経験したいなら、オススメの道です。

 

日系ベンチャーの海外事業責任者ポジションもおすすめ

また、大手企業ではなく、日系ベンチャーの、海外事業責任者ポジションも個人的におすすめです。

 

これから海外進出を目指すベンチャーの中には、社内に海外人材がいないケースが多いです。そういう時、外部から海外経験者を採用するので、そのポジションに応募することです。

 

例えば私が見つけた求人では、100名ほどのベンチャー企業で、東南アジア・北米進出に向けた、海外事業責任者ポジションの求人がありました。話を聞いてみると、日本から出張ベースでも良いし、慣れてきたら現地に駐在しても良い、という条件でした。

 

大手企業だと、ここまで融通は利かないです。ベンチャーの場合は給料は下がるデメリットはありますが、社長や経営陣の裁量で、このように海外と接点を持つことも目指せることが、ベンチャーのメリットですよね。

 

2. 海外で働いた経験を活かして、日本で働きたい人

一方、「海外駐在経験は活かしたいけど、もう海外駐在自体はいいや」、という方もいると思います。私の周囲でも、このような駐在経験者は意外と多かったです。

 

この場合、選択肢は「外資系企業の日本法人」となります。

 

外資系企業の日本法人がおすすめな理由

結論、海外駐在に行く可能性が極めて低く、それでいて、海外経験を活かせるからです。

 

外資系企業は海外駐在は少ない

外資系企業の日本法人は、あくまで支社の一つです。イメージしてもらえればわかると思いますが、あなたが海外駐在をしている時、現地の支社には、現地で採用されているスタッフがいましたよね。

 

でも、彼らの誰かが、本国である日本に、海外駐在している事例はありましたか?おそらく、ないですよね。

 

それと同じことです。外資系企業の日本法人は、本国から見れば数ある支社の中の一つです。その支社から本国、ないしは別の支社に異動することは、多くの場合は無いんですよね。

 

もちろん、よほど優秀な人物であれば別です。実際、外資系企業に在籍していて、本国や別の支社に駐在している人も中にはいました。ですがそれも、全体からみれば圧倒的に少数派です。

 

ですから、「海外経験は活かしたいけど、それでももう駐在はいいかな」という感じであれば、外資系企業の日本法人への転職はおすすめです。

 

英語は日々使えますし、現地とのテレビ会議などは普通にあります。出張ベースでは海外に行く機会もあったりしますし、何より外資系は収入が高いですから、納得いく良い転職につながりやすいです。

 

海外赴任の経験を活かせるグローバル転職エージェント

海外駐在経験を活かせるグローバル転職エージェント

 

海外駐在経験を活かすためには、ハイクラス・グローバルに強い転職エージェントを選ぶことが必要です。ハイクラス・グローバルに弱い転職エージェントだと、そもそも良い求人を持っていないからです。

 

じゃあどこが、ハイクラス・グローバルに強い転職エージェントかと言いますと、結論、以下がおすすめです。

 

ハイクラス・グローバル転職に強い転職サービス

  1. JACリクルートメント【グローバル・外資系に強い転職エージェント】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス専門の転職サービス】
  3. リクルートエージェント【国内最大級の転職エージェント】

 

上記がおすすめです。

 

JACリクルートメントは、イギリス発祥の転職エージェントです。こちらはハイクラス人材に特化しており、求人の質が圧倒的です。求人数は後述するリクルートエージェントより少ないですが、厳選されたグローバル求人に出会えるのはJACリクルートメントです。質重視なら、JACリクルートメントがNo.1だと思いますよ。

 

doda Xは、パーソルキャリアが運営するハイクラス専門の転職サービスです。求人の質が高いため、海外駐在経験を活かして転職を目指すなら特におすすめです。日系大手グローバル企業や外資系企業など、さまざまな求人が見つかるサービスです。

 

一方、日系・外資系のグローバル求人を広く知りたいなら、リクルートエージェントに聞いてみることが良いです。最大手のリクルートが運営している日本最大級の転職エージェントのため、求人数は圧倒的です。

 

3つとも多くの駐在経験者が選んでいる転職エージェントなので、ファーストステップとして相談することが必要ですね。

 

人気記事外資系転職・グローバル転職で使って本当によかった10社の転職サイト・転職エージェント

 

一般の転職サイトは良い選択肢ではない

一点、気をつけていただきたいのは、総合型の転職サイトを使うことです。結論、利用はあまり推奨しません。というのも、駐在経験者に合うような求人が、総合型の転職サイトには相対的に数が少ないからです。

 

総合型の転職サイトは、たくさんの業種・職種の求人が見つかるメリットはあります。

 

一方、転職サイトの求人は一般公開されることが普通のため、ハイクラスポジションの場合、競合他社に自社の採用動向がバレてしまうリスクもあり、ハイクラス向けの求人ほど、ハイクラス専門の転職エージェントに集約される傾向があります。

 

ですから、海外駐在経験のある方であれば、基本的には、上記で挙げたような、海外駐在経験者に向いている転職エージェントを利用することが良いですね。

 

その方が無駄なく、効率的に、海外経験を活かせる企業に出会えますから。

 

まとめ: 海外駐在経験は転職に間違いなく有利【ただし賞味期限あり】

まとめ: 海外赴任経験は転職に間違いなく有利【ただし賞味期限あり】

 

まとめます。

 

  • 海外駐在経験は転職に有利
  • 海外駐在したいなら日系企業を、したくないなら外資系企業がおすすめ

 

上記の通りです。

 

私自身、若くして海外駐在経験を積めましたが、自身のキャリアにとって、本当にプラスになりました。転職でも有利になり、キャリアアップ・年収アップできる今の会社に転職もできましたし、控え目に言っても良い経験を積めたと感じています。

 

繰り返しますが、海外駐在経験は貴重です。経験を活かせる舞台はたくさんあるからこそ、自分にどのような選択肢があるのか、今回ご紹介した転職エージェントを使って、まずは知ることが第一歩ですね。

 

知らないまま年齢だけ重ねてしまうと、せっかく得た海外駐在経験も、価値が落ちていきます。当然ながら帰国後に時間が空けば空くほど、価値は目減りしていきますから。貴重な海外経験にも「賞味期限」があるということですね。

 

だからこそ、転職する可能性が少しでもあるなら、転職活動自体は今すぐにでも始める必要がありますね。誰もが得られるわけではない貴重な経験を活かし、良い転職ができることを祈っています。

 

まずは相談し、自分の可能性を確かめることが第一歩です【利用・相談は完全無料】

  1. JACリクルートメント【グローバル・外資系に強い転職エージェント】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス専門の転職サービス】
  3. リクルートエージェント【国内最大級の転職エージェント】

 

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