- 海外で働きたい。でも、海外で働くためにはどうすればいいんだろう?海外で働ける具体的な仕事や方法が知りたい。
このように、「海外で働きたい」と漠然と思っていても、実際にどうすれば海外で働くことができるのか、その方法や職種がわからず、足踏みをしている人は多いです。
私は学生の頃にカナダへ留学し、新卒で大手企業に入社。その後、26歳で海外駐在を経験し、マネジメントや営業の仕事をしました。
もともと海外で働きたいという思いが強く、海外で働くことを見据えて就活をし、結果として海外で働くことを実現しました。
北米、南米、アジア、ヨーロッパ、そしてアフリカ・・・駐在員時代は、世界中を飛び回って仕事をしました。
様々な国で働く「日本人」をこの目で見てきたので、どのような人が、どのような過程を持ち、現在どんな国で、どんな仕事をして生活しているか、その実態を数えきれないほど見てきました。
そこで本記事では、「海外で働きたい」を叶えるための現実的な方法や仕事をご紹介します。
全て、自身の経験や、実際に海外で仕事をする日本人の事例をもとに、現実性のある方法や仕事のみご紹介しています。
本記事の通りに行動すれば、「海外で働く」は必ず実現できますよ。
5分ほどで読める文量です。経験をもとに解説します。
Contents
将来海外で働きたいと思ったら、まず考えるべき3つのこと
海外で働きたいと思ったら、まず最初に考えておくべきことがあります。
1. 海外で働きたい理由を考える【目的】
- なんで海外で働きたいのか
その理由をまず考えることがスタートです。
海外で働くことは楽しいことばかりではない
海外で働こうとすると、海外の良い面ばかり見てしまいがちです。
ですが、海外で働くことは、相応に大変なことも多いです。
例えば、日本にいる家族や友人、あるいは恋人と、頻繁に会うことはできなくなります。また、文化や言葉の違いで、孤独感を感じることもあるかもしれません。
このように、海外で働くということは、日本でいまある「何か」を犠牲にする必要もあるということです。
それでも、海外で働くことは、それ以上の価値がある
それでも上記の通りで、海外で働くことは、それ以上の価値があります。
日本では味わうことのできない感動・感情もあれば、幸せなライフスタイルを築くこともできます。
だからこそ、まずは自分が海外で働きたいと思う理由を考えること、それが大事じゃないかなと思います。
2. 行きたいエリアや国を決める
海外で働きたいと思っても、行きたい国によって、必要なステップは異なります。
例えばアメリカの場合、日本人が就労するためには「H1-Bビザ」が必要となります。また、日本企業の駐在員として赴任する場合は「L-1ビザ」が必要です。
このように、働く方法によってもビザが異なり、かつ国が変われば、ビザの種類も、取得条件も変わります。
ですからまずは自分が行きたい国を考えることが必要です。
3. 自分が持っているスキルや経験を確認する
海外で働きたいと漠然と思っても、「どんな仕事を自分ができるか」で、選べる選択肢の数が変わってきます。
ですから、まずは自分がどんなことができるか、スキルや経験を紙に書き出してみましょう。後述しますが、海外で働く職種は多くあります。
自分のスキルや経験を照らし合わせて、どの道を進めば「海外で働く」を実現できそうか、道を探りましょう。
日本人でも海外で働ける「仕事」や「職種」
実際に日本人が海外で働く際に就く職種は、以下がメジャーな仕事です。
海外で働くことができる職種
- 日本語の先生
- レストラン・カフェ・バーのスタッフ
- ホテルのスタッフ
- シェフ
- 美容師
- ツアーガイド
- 翻訳家
- 写真家
- ライター
- 日系企業の現地採用(営業・事務など)
- 日系企業の海外駐在員(管理職・営業・経理など)
このように、海外で働ける職種って、意外と多く存在します。
未経験OKの職種も多い
上記の中では「未経験」でもOKな仕事は多くあります。
例えば、レストランのスタッフは、未経験でもOK場合が多いですね。現地ツアーガイドに関しても、英語ができればOKなことも多いです。
また、「日系企業の現地採用」で「事務」をやる場合、専門的な知識がなくてもできる場合があります。こちらも、現地の言葉がわかればOKなことが多いです。
このように、未経験でもチャレンジてきる仕事は実は多くあります。
どの職種でも、英語は勉強しておこう
どんな仕事であれ、現地で外国人とコミュニケーションする必要があります。
ですから、少なくとも「英語」は、いまのうちから学んでおくと、選べる仕事の選択肢も広がりますから、学んでおきましょう。
海外で働くための英語力をつける方法は、別で以下の記事でまとめています。こちらも経験をもとに、解説しました。
海外で働ける「英語力」を最短でつけたい方はこちらもどうぞ
海外で働くには?海外で働く方法は「5つ」
ということで、実際に海外で働くための方法を紹介します。
- ワーキングホリデーする
- 海外留学→現地就職する
- 海外勤務に強い転職エージェントに登録→海外勤務の案件に応募する
- グローバル企業へ就職・転職→海外駐在を目指す
- フリーランスになり、海外で日本の仕事を請ける
結論、現実的に目指せる方法はこの「5つ」です。それぞれ具体的に解説しますね。
1. ワーキングホリデーする
ワーキングホリデーは18歳〜25歳(または30歳)までの方を対象に、海外で休暇を楽しみながら、生活費を稼ぐための就労が許可される制度です。
ですから、あなたが30歳未満で、海外生活がどんなものか体験をしてみたいなら、ワーキングホリデーは一番手軽でおすすめな方法です。
ワーキングホリデーの期間は「1年間」
上記の通りで、ワーキングホリデーの期間は基本1年間もらえます。1年間海外で生活し、外国人と働く一緒に働く経験は、一生忘れられない貴重な体験となるでしょう。
ワーキングホリデーの職種
- レストラン・カフェ・バーの店員
- ショップ店員
- ホテルスタッフ
- 現地のツアーガイド
- 事務などのオフィスワーク
- 家事のお手伝いなど
こんなものです。
見てイメージがつくかと思いますが、ワーキングホリデーでできる仕事は、基本的に簡単な仕事です。そのため、ワーキングホリデーをしたからと言ってスキルがつくわけではなく、市場価値は上がりません(英語が身につく点はおすすめ!)
ワーキングホリデーという名前も表している通り、ワーキングホリデーはあくまで休暇(ホリデー)です。ですから、「将来就職や転職に活きるかも」という理由でワーキングホリデーに行くのは、個人的にはおすすめしません。
シンプルに「海外で働いてみたい」という気持ちがある方は、一番手軽な方法でなので、検討してみると良いです。
ワーキングホリデーをするには?
一般社団法人 日本ワーキングホリデー協会の公式サイトをどうぞ。こちらのサイトで、詳しい詳細を書いています。
2. 海外留学→現地就職する
ワーキングホリデーよりも「本格的な海外就職」を目指すなら、この方法がおすすめです。なぜなら、留学の種類によっては、市場価値の高い仕事に就職することも目指せるからです。
おすすめは専門性を身につける留学
- IT
- デザイン
- クリエイター
- スポーツ
- 音楽
- ファッション
例えばこういった専門的な分野を学ぶ留学は、その先に就職にも有利に働きやすいです。
前述したワーキングホリデーは、あくまで「英語」が身につくだけです。ですが就職や転職の場合、「語学+何かの専門性」がセットであるからこそ、有利になります。
専門分野を学ぶ留学であれば、語学+専門性の両方を同時に身につけられるので、未来の選択肢が広がりやすいんですよね。
3. 海外勤務に強い転職エージェントに登録→海外勤務の案件に応募する
すでにあなたが社会人として一定の経験があるなら、海外勤務案件に強い転職エージェントに登録し、海外案件に応募することが一番早い方法です。
私自身転職エージェントは以前から利用していますが、最近は海外勤務の求人も増えてきました。
これからの時代、どんな企業であれ、海外に活路を開いていかないといけません。そういった求人に応募するチャンスが今きているので、まずはトライしてみることがおすすめです。
4. グローバル企業へ就職・転職→海外駐在を目指す
日系グローバル企業へ就職・転職し、「海外駐在員」を目指す。あらゆる方法がありますが、最も金銭的に恵まれた方法は、間違いなくこの方法です。
私自身もこの方法で海外で働くことを実現しましたが、控えめにいっても贅沢でした。豪華なプール付きの自宅、ドライバー付きの車、家事を全部やってくれるお手伝いまでついて、それらが全部「無料」でした。その上、日本でもらえる給料の「倍」近くの収入が毎月入りました。
条件面で言えば、間違いなく一番おすすめな方法です。
難易度は高め
ですが上記の通り、この道は難易度が高めです。
そもそも海外駐在を目指せる企業は人気企業が多いです。総合商社やメーカーなど、みんなこぞって行きたい企業ですからね。相応に難易度は高いです。
海外駐在に行ける会社の例【実際に駐在時代に各国でお会いした方の会社】
- 総合商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、双日、豊田通商など)
- 自動車メーカー(トヨタ自動車、ホンダ、マツダなど)
- 自動車部品メーカー(デンソー、アイシン精機、トヨタ紡織など)
- 電機メーカー(ソニー、キャノン、富士通など)
- 化学メーカー(住友化学など)
- プラント(日立製作所など)
- 建設機械メーカー(日立建機など)
- 銀行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行など)
- 船会社(商船三井など)
- 物流企業(日本通運、郵船ロジスティクスなど)
- 建設会社(清水建設、鹿島建設など)
- IT企業(NTTデータなど)
上記は全て、実際に私が駐在員時代に、世界各国で日本人駐在員が存在した企業です。
基本的に大手企業が多いですね。中でもダントツで赴任者が多かったのは、トヨタ自動車でした。
このように、基本は大手企業が中心となります。ですから相応に、難易度も高くなります。
最近はベンチャー企業で海外駐在も出てきている
一方こちらは朗報ですが、最近は人気の大手企業だけでなく、ベンチャー企業でも、海外駐在案件が出てきています。
私自身、定期的に転職活動をしていますが、最近だと北米の駐在案件のベンチャーの紹介を受けたり、タイ・マレーシアの駐在案件の紹介を受けました。どちらも100名以下の企業です。
こういった求人であれば、総合商社などと比較すると、倍率は低めです。ですから、海外駐在の案件といえども、チャレンジは可能な時代になってきたと思います。
グローバル企業に強い転職エージェント
結論、JACリクルートメントが強いです。
JAC Recruitmentは、ハイクラス・グローバル分野で国内トップクラスの実績を持つエージェントです。
海外駐在前提の求人はありませんが、海外駐在員をたくさん輩出しているグローバル企業の求人が豊富にあります。
まずは日本でグローバル企業に転職し、将来的に海外赴任のチャンスを目指すなら、JACリクルートメントは特におすすめできます。
5. フリーランスになり、海外で日本の仕事を請ける
- デザイナー
- マーケター
- 通訳
- ライター
このような技能を活かした働き方であれば、「フリーランス」として日本の仕事を請けながら、海外で働くことができます。
国によっては少ない収入でも生活できる!
上記の通りで、国によっては、日本で生活するよりも遥かに少ない収入で生活することが可能です。
例えばマレーシア。マレーシアの場合、生活コストが安くて有名です。
調べてみるとわかりますが、マレーシアは3LDKのプール付きのマンションでも10万円以下で借りることが可能です。一人暮らしの家なら、5万円以下でも、十分きれいなところを借りられるんですよね。
実際の住まいを見てみる
例えば以下のマンションは、日本円で約12万円です。
引用:iproperty
引用:iproperty
引用:iproperty
こんな感じです。日本なら50万円以上もしそうな物件ですが、、マレーシアだと、10万円ちょっとで借りられるんですよね。
もちろん、食費なども日本より安いですから、10万円以下で生活している日本人も、マレーシアには多いです。東南アジアはどこもこんな感じです。
ですから、国によっては、フリーランスとして収入が少なくても生活は十分可能です。スキルがなかったとしても、前述した現地就職をしながらでも、日本より良い生活は実現できると思います。
いずれにしても、まずは前述した転職エージェントの「JACリクルートメント」に無料相談してみると、生き方の現実味が湧いてくると思います。
結論:海外で働きたいは実現できる
昔と比べ、最近は海外で働く人は本当に多くなりました。そしてこれからの時代、日本を飛び出し、海外で活躍する日本人はさらに増えていくでしょう。
控えめにいっても、海外生活は素晴らしいです。日本では味わえないような非日常を実現したいなら、海外で働くことで、それは手に入ります。
海外で働きたいは実現できます。だからこそ、まずは情報収集からスタートでもOKです。自分の可能性を信じ、小さな一歩を踏み出すことからスタートしましょう。
今回紹介した就職・転職エージェント
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