私は新卒で大手グローバル企業へ入社。26歳で海外駐在を経験しました。今は日本に帰国をしており、同じく大手グローバル企業への転職を成功しました。
そんな私が転職活動を始めたのは、日本へ帰国してからではなく、海外駐在員として現地で仕事をしていた時でした。
そのような経験があるため、海外駐在員が良い転職を実現するためにはどのように行動していけばいいか、そのリアルが実体験を通じてわかりました。
そこで本記事では、海外赴任中でも始められる転職活動について、元海外駐在員であり、実際に赴任中に転職活動を始めた私が、押さえておくべきポイントや具体的なステップまでまとめて解説します。
大丈夫。海外駐在中の立場でもできることはたくさんありますし、仕事を辞めたとしても、この先の人を更に良いものにしていくこともできます。
そういった未来は勝手にやってくるのではなく、全てあなたの「知識」と「行動」からなので、まずは正しく知識武装しましょう。
5分ほどで読める内容なので、よければ続きをどうぞ。
Contents
そもそも海外赴任中に転職活動は本当にできるのか?問題ないです
結論、海外駐在中でも、転職活動は問題なくできます。なぜなら、転職活動の大半は、日本にいなくても始められるものばかりだからです。
そもそも、転職活動でやることってどんなものがあるの?
そもそも、転職活動は何をするのでしょうか。私の経験より、転職活動でするべきことは以下となります。
- なぜ転職したいのか?転職の目的を考える
- 気になる求人を転職サイトや転職エージェントで探す
- 履歴書や職務経歴書を書く
- 気になる求人に応募する
- 面接する(一次面接、最終面接等)
こういったことが、転職活動でやることです。
転職活動において、日本でしかできないことは少ない【海外赴任中でも大半は進められる】
このうち、日本にいないとできない部分って、実は少ないんですよね。
ほぼ日本じゃないとできない項目でいうと「最終面接」です。最近はSkypeなどのWeb面接を実施する企業も増えてきましたが、Web面接があってもだいたい「一次面接」までとなります。つまり、最終面接自体は、応募先の企業に足を運ぶ必要があるのです。
ですが、それ以外の項目については、海外にいながらでも進めることができます。つまり、海外駐在中にできない転職活動って、実はほとんどないんですよね。
ですから、あなたが現在海外駐在をしていたとしても、平日夜や休日を使って、日本に帰ることなく転職活動を進めることは可能です。まずはこの点は安心してください。
【体験談】私も海外赴任中に転職活動をしていた
ちなみに私も駐在をしていたときは、転職サイトや転職エージェントに登録し、頻繁に転職活動をしていました。
自分の市場価値はどれくらいなのか、日本に帰ったらどんな仕事に、どのくらいの年収で転職できそうか、こういったことを把握をするためでした。
「今この瞬間に日本に帰ってもこれくらいの仕事に転職できるんだ」、という安心感を得られたことで、海外駐在の重責からも不思議と解放されましたね。
人は、選択肢が少ないと、心の余裕をなくしがちです。特に駐在員の場合、日々同じ日本人コミュニティと接することも多くなりますから、いまの場所以外に自分の働く場所、生きる場所はないんじゃないか、という不安も感じやすいです。「この仕事をやめたらもう後はないんじゃないか…。」と。
結論、そんなことないですよ。駐在員を任されるようなあなたであれば、他の仕事先はいくらでも見つかりますし、ちゃんと転職活動を進めていけば、待遇面で良い企業への転職も叶います。
ですから、海外駐在中は転職活動はできないのではなく、できます。むしろ海外駐在中だからこそ、より視野を広げるために始めるべきです。
実際に転職活動をしてみて、「いまの会社でもう少し頑張ってみよう」と思うことは、それはそれでOKですからね。
良くないことは、行動せず、モヤモヤしながら惰性で働き続けること
一番良くないのは、行動すらせず、惰性でいまの場所で働き続けることです。
当然ながら年齢を重ねれば重ねるほど、転職の選択肢は狭くなります。だからこそ、後悔しないよう、今すぐにでも転職活動くらいはスタートしておくべきです。
そうすることが、未来の自分のためには必要なステップですから。ここから実際に紹介していくステップに合わせて、行動を起こしていくことが必要ですね。
海外駐在中でも始められる転職活動【4つのステップ】
- ステップ1:転職の目的を考える
- ステップ2:海外駐在員に強い転職サイトや転職エージェントに登録し、情報収集する
- ステップ3:実際に選考に進んでみる(最終面接前まで)
- ステップ4:日本帰国時に最終面接を受ける
ステップは上記の4つです。
それぞれ解説しますね!
ステップ1:転職の目的を考える
まずはじめにやるべきことは「なぜ転職したいのか」その目的を考えることです。
例:私の場合
例えば私の場合、次のような目的がありました。
- 海外駐在経験を活かし、新たなチャレンジをするため
例:私の周りの駐在員の場合
また、私の周囲の駐在員には、以下のようなパターンが多かったです。
- 海外はもう十分。日本に帰って日本で日本で働きたい
- 年収をもっと上げたい
- 働き方を変えたい(残業や責任、顧客との使い合いがもっと少ない仕事へ、など)
これが実はかなり多かったですね。
どんな理由であろうとも、転職目的を整理した上で転職をした方々は、みんな転職して自分の生きたい人生を送れるようになっていますよ。
どんな人生を望むことも、その人の自由です。正解なんてありません。自分が生きたい人生を生きれればそれで良いんです。
だからこそ、「自分は転職して何を実現したいのか」、その目的を整理することが必要です。ここが定まらないとぶれる転職をしてしまうため、目的の整理は今すぐにでも始めることが必要です。
なお、「海外駐在員を辞めたい」という思いの整理に関しては、「海外駐在を辞めたい人の4つの対処法【元駐在員が経験から解説】」が参考になるはず。わたし自身の経験や、多くの駐在員を見てきた経験から、対処法含めてまとめています。
ステップ2:海外駐在員などハイクラスに強い転職サイトや転職エージェントに登録し、情報収集する
実際に転職の目的が漠然とでも整理できてきたら、次は実際にどんな企業や仕事があるか?求人を探し情報収集をしましょう。
情報収集の方法として一般的なものは、ハイクラスに強い転職サイトや転職エージェントに登録することです。
ちなみに私自身、これまで20社を超える転職サイトや転職エージェントを利用してきましたが、自分がそれまで知らなかった仕事や、自分の可能性を知ることができてよかったです。
まあ私みたいに20社も利用する必要はないですが、最低でも「2社」、できれば「5社」くらいは併用しておくべきですね。
転職サイトや転職エージェントはそれぞれ持っている求人も異なるため、併用すればするほど、自分の希望にぴったり合う求人が見つかります。
加えて、一部のハイクラス転職サイトを覗く、一般的な転職サイトや転職エージェントは、企業側がお金を払っていることから「完全無料」で登録・利用できます。
併用しても金銭的な負担は一切ないので、「とことん使い倒すこと」が、良い転職を成功した駐在員たちに共通していたことですね。
元駐在員の私が使ってよかった、海外駐在員におすすめの転職サイト・転職エージェント
参考までに、元海外駐在員の私が使ってよかった、海外駐在経験者にオススメな転職サイト・転職エージェントを紹介しておきます。
そのエージェントは、業界大手のリクルートエージェントでも、dodaでもありません。JAC Recruitmentです。
JAC Recrutimentは、ハイクラス・グローバル・外資系に強い、国内でも代表的な転職エージェントです。
ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職エージェントであり、海外駐在員の利用が多いことでも有名です。
転職先も高年収の上場企業を始め、ワークライブバランスが重視しているホワイト企業、日本で勤務できる外資系企業など、「こんなに良い仕事がたくさんあるんだ」と思ってしまうほど、良い求人を持っていました。
なので、迷ったら、海外駐在員はまずJAC Recruitmentに登録し、利用することがおすすめです。
なお、JAC Recuitmentは完全無料で、登録・利用・転職活動・転職まで全てできます。
5分あれば登録できます。登録は面倒かもしれませんが、たった数十分程度の行動の差で、この先何十年の人生が変わる可能性がありますから。面倒くさがらず、登録は必ず済ませておきましょう。
>>JAC Recruitment 公式サイトで無料登録する
ハイクラス向けの転職サービスのdoda Xもおすすめ
JAC Recruitmentと同じくらいおすすめできる別のサービスにdoda Xがあります。
doda Xは、パーソルキャリアが運営するハイクラス専門の転職サービスです。
求人の質が高いため、海外駐在経験を活かして転職を目指すなら特におすすめです。日系大手グローバル企業や外資系企業など、さまざまな求人が見つかります。
doda Xも完全無料で登録・利用できます。情報収集の一環として、まずは登録し、あなたに残された可能性を知りにいきましょう。
ステップ3:実際に選考に進んでみる(最終面接前まで)
上記3社でそれぞれ求人を探せば、「この会社良さそうだな。」と感じる会社が必ず見つかるはず。なので、実際に選考に進んでみましょう。
書類選考は海外からでもできますし、一次面接に関しても、大手企業であればWeb面接を取り入れている会社もかなり増えています。
実際に書類選考に進んでみたら、自分ならどんな企業に進めそうか、そのリアルな実感も湧いてきます。
ちなみに私の場合、海外駐在経験が有利に働き、ほぼ全ての企業は書類選考を通過することができました。
やはり日本においては、グローバル人材の需要は高いんですよね。そういう意味で勇気が出ましたし、あなたもそのリアルを実感して欲しいです。
ステップ4:日本帰国時に最終面接を受ける
順当に選考を通過していけば、最後は最終面接です。
前述通り、最終面接は日本で実施するケースが大半のため、日本に帰国して受ける必要があります。
そのため、ステップ3の「実際に選考に進んでみる」に関しては、あなたが日本に帰国できるタイミングに合わせて進めると良いですね。例えば帰国1〜2ヶ月に実際に選考にスタートしてみて、帰国時にまとめて最終面接を入れてもらうと良いです。
今は売り手市場のため、あらかじめ選考意欲と日程を伝えておけば、少し先の日程でも調整してもらえます。
まとめると、
- ステップ1:転職の目的を考える
- ステップ2:転職サイトや転職エージェントに登録し、情報収集する
- ステップ3:実際に選考に進んでみる(最終面接前まで)
- ステップ4:日本帰国時に最終面接を受ける
海外駐在員の転職活動は、このステップでOKです。
ステップ2までは今すぐにでも進められます。むしろステップ2までの良い準備が、ステップ3以降に繋がり、良い結果を生み出しますから、まずは転職の目的整理と、転職サイトやエージェントを通じた情報収集を始めましょう。
結論:海外赴任中でも転職活動は可能。人生の可能性を広げるため、今動こう
述べてきた通り、海外駐在員の転職活動の大半は、海外赴任中でも進めることができます。
私自身転職活動をして実感しましたが、異国の地で、外国人とともに仕事をしてきた経験は、島国の日本においては重宝されます。だからこそ、自分に自信を持って、可能性を探ることが必要ですね。
また中には「もう海外で働くことはもういい。あとは日本で経験を活かしながら働きたい。」という方も多くいると思います。
その場合は「外資系の日本法人」を選べば、外資系は海外勤務がほぼないことに加え、収入は高く、今までの経験もいかせます。そういう意味で個人的にはオススメの道の一つですね。実際に私の周囲の駐在員は、多くが外資系企業へ転職していました。
いずれにしても、まずは自分にどんな可能性があるか、転職サイトや転職エージェントを通じて、そのリアルを把握することが第一歩です。
無料登録して希望さえ伝えておけば、あなたの希望に合った求人が出た際は向こうから知らせてくれます。転職エージェントは5分ほどで登録できます。ですから面倒くさがらずに、情報が来る状態は必ずセットアップしておきましょう。
記事で紹介したおすすめの転職サイト・転職エージェント
- JAC Recruitment【ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職エージェント。海外駐在経験者は利用必須】
- doda X【パーソルキャリアが運営。ハイクラス専門の転職サービス】
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