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海外駐在員に必要な英語力と勉強法は?元駐在員が実体験から紹介【リアルを語る】

私は新卒で日系大手グローバル企業に入社し、26歳の時に海外駐在を経験しました。今は日本に帰国をしており、別の大手グローバル企業に転職をして働いています。

 

そんな私自身が、駐在員になる前に不安だったのが、「海外駐在員に必要な英語力」でした。駐在員になる前から英語は勉強していましたが、

 

  • 海外駐在員にはどの程度の英語力が必要なんだろう?
  • 日常英会話だけじゃなく、ビジネス英会話もできないとダメかな?

 

そんなことを悩んでいました。そこで本記事では、元駐在員の私が、

 

  1. 海外駐在員に必要な英語力
  2. 海外赴任に向けた英会話の勉強法

 

この2つをご紹介します。

 

私が赴任した地は英語圏でしたが、仕事を通じて、世界中の国々の言語事情・海外赴任事情を見てきました。その経験から、今回ご紹介する内容は、英語に限らず、どのエリア・どの言語も共通していることだと確信しています。

 

海外駐在員に必要な英語力【状況によって異なります】

結論、赴任地や現地で就く職種、取引先などによって異なります。

 

赴任先での違い

例えば、英語が母国語であるアメリカやイギリスに赴任する場合、英語力は比較的高いものが求められます。なぜなら、現地の方が英語ネイティブのため、使われている英語もレベルが高いからです。

 

一方、アジアなどの英語が母国語でない国であれば、高いレベルの英語力がなくても通用します。なぜなら、現地で英語を使っている現地人も、英語ネイティブではないからです。そのため、アメリカやイギリスと比べると、日々使われている英語のレベルはそこまで高くありません。

 

職種によっての違い

また、職種によっても必要な英語力は異なります。

 

例えば営業職であれば、現地企業を相手に、難しい商談に挑むこともあります。私自身も現地で営業をしていましたが、契約までに至るまでの信頼関係つくりなどは、英語なくしてはできませんでした。

 

一方、現地の工場勤務の製造員などであれば、ものすごく高い英語力は必要ではありません。営業と比較すると社外向けの仕事は少ないので、英語ができないことで、ビジネスが破綻するようなことは、職種の性質上起きにくいです。

 

取引先によっての違い

さらに言えば、取引先が日系企業がメインのため、日頃からあまり英語を使わず、日本語を多く使う環境もあります。

 

そもそも日系企業の海外法人の場合、もともと取引のあった大口顧客の海外進出に合わせて、現地に法人を作るケースも多いんですよね。

 

例えば、トヨタ自動車が海外に工場を作るので、デンソーなどの自動車の部品メーカー、商社、物流会社もこぞって海外進出するようなケースです。

 

このような「日系商圏」がメインの環境の場合、必然的に、日本語を使う場面も多いんですよね。例えば、大事な決め事は双方の会社の幹部クラス(Managing DirectorやDirector、General Managerなど)同士で、「日本語」で行うことも、普通にあることです。

 

このように、赴任先の環境によって、必要な英語力は異なります。

 

海外駐在員に必要な英語力は「日常英会話」と「ビジネス英会話」の2つ

より詳しくいうと、海外駐在員に必要な英語力は、大きく2つに分かれます。

 

  1. 日常英会話
  2. ビジネス英会話

 

この2つです。

 

「日常英会話」はすべての場面で必要

上記の通りで、このうち「日常英会話」は、海外勤務をするならすべての人に必要です。なぜなら、日常英会話は、海外で生活する以上、どんな場面で必要だからです。

 

  • 現地で普通に生活するとき
  • 現地スタッフに指示をするとき
  • 現地のスタッフと他愛もない雑談をするとき

 

このように、生活から仕事まで、どんな場面でも、日常英会話は必要となります。

 

後述しますが、日常英会話ができないと、海外赴任では色々とデメリットがあります。日常英会話は必ず事前に勉強しておきたいところです。

 

「ビジネス英会話」は日常英会話の次点でOK

もう一つはビジネス英会話。こちらは、日常英会話よりも優先度は低くて大丈夫です。というのも、日常英会話ができるなら、現地で仕事をしていく中で、徐々に身についていくものだからです。

 

例えば私自身も、海外駐在をする前は、ビジネス英会話を流暢に使えるわけではありませんでした。それでも、現地の外国人スタッフにわからないことを確認しながら仕事を進めていったことで、大体3ヶ月ほど経ったタイミングで、仕事に支障のないビジネス英会話はだいぶわかるようになりました。

 

このように、仕事上で必要なビジネス英語は、現地で仕事をしていく中で身についていくものです。そのため、優先度は低くても大丈夫です。

 

例外:英語が母国語の国や、ハイレベルな英語が求められる環境

ただし例外もあり、英語が母国語の国や、比較的高い英語が求められる環境(英語でバリバリ商談など)の場合、体型的にビジネス英会話を学ぶ必要があります。

 

私もそうでしたが、現地で英語に慣れてくると、「なんとなくこうやって言っておけば、相手に伝わるだろう」と、文法的にも適当な言葉になりがちなんですよね。

 

英語非ネイティブの国であればそれでも良いんですが、英語ネイティブの国や、ハイレベルな商談になると、相手が使っているような標準的なビジネス英語が一定求められます。そういう表現や言い回しは、現地で普通に仕事をしているだけでは、なかなか身につかないんですよね。

 

じゃあどうやって学んでいけばいいか、それは後述しますね。記事を続けます。

 

海外勤務をしている日本人駐在員は、英語は話せるの?

結論、私が見てきた中だと半々くらいですね。話せる方もいれば、話せない方もいました。

 

私が見てきた中には、現地法人の社長として赴任している40代のおじさんが、残念なほどに英語ができない、という光景もありましたね。

 

その方が在籍していた現地法人は、副社長や取締役は現地の外国人でしたが、社長自身が英語が話せないことで、完全に信頼を失っていましたね。。名ばかり権力で全く実態が伴っておらず、見ていて可哀想な扱いでした。

 

海外赴任で英語ができないことのデメリット【私が感じたこと】

上記の話も重なりますが、「現地スタッフ」や「現地顧客」の信頼を得られないことです。

 

私自身、海外駐在になる前は、「まあ正直、英語ができなくても何とかなるだろう」と考えていました。ですが、実際その考えは誤りでした。英語ができないことは、想像以上に現地の仕事で足を引っ張ります。

 

例えば私が実際体感したことですが、英語ができないと、まず取引先から、なめられやすいです。「こいつは英語もできないのか」と思われ、まるで「赤ちゃん」に語りかけるような英語で、話してくるんですよね。

 

もちろん、赴任当初で慣れていないときは、自分に対して、まるで「赤ちゃん」に語りかけるような英語を使われているとは思いもよりませんでした。

 

ですが、英語ができるようになってからは、他の英語ができない駐在員に話しかける現地の人を見て、それに気付いたんですよね。

 

対社内も同様

また、社内についても、英語ができないと信頼されにくいです。

 

「このジャパニーズは、英語すらまともにできないのに、GM(ゼネラルマネージャー)なのか」という感じで、なめられたり、信頼されにくくなるんですよね。前述の社長の方も、まさにこのパターンに陥っていました。

 

もちろん、あなたが圧倒的に仕事ができるなら、英語ができないことのデメリットもカバーできるでしょう。または、関わるクライアントや社内スタッフが日本人ばかりの環境なら、英語ができなくても大きなデメリットにはならないでしょう。

 

ですが、そうでないなら別です。「海外駐在員として活躍したい」「しっかり現地で貢献したい」と少しでも思うなら、私の考えでは「英語力は必要不可欠」だと確信しています。

 

海外駐在員向けの英語勉強法

  1. 日常英会話
  2. ビジネス英会話

 

この2つに分けて、解説をしていきますね。

 

1. 日常英会話の勉強法

これについては、一般的な「日常英会話の勉強法」でOKです。具体的には下記の方法が良いですね。

 

  1. インプットする=日常英会話用の教材など
  2. アウトプットする=英会話スクールなど

 

インプットして、アウトプットする。シンプルですが、覚えたことを使っていけば、英語は徐々にできるようになっていきます。

 

インプットに関しては様々な教材がありますが、日常英会話に関して網羅的に学べる教材を、”一つだけ”選んで使うことが、最初の一歩としてはおすすめです。

 

あれこれ手を出しても、どれも中途半端になって終わりますからね。それなら、本当に良い教材を、一つだけ使い込んだほうが良いです。

 

日常英会話のインプットに最適なサービス

その観点で、私が実際に使ってよかった日常英会話用のツールはスタディサプリEnglishです。

 

スタディサプリEnglishはリクルートが出している英会話・TOEIC学習アプリで、APPストア教育カテゴリーで人気No.1、累計632万ダウンロード*を突破した、超人気アプリです。初心者〜上級者まで、日常英会話の基本的な内容は、このアプリ一つで学べます。

*上記DL数は、20221231日時点、日常英会話コース、新日常英会話コース、ビジネス英語コース、TOEIC®L&RTEST対策コースの累計DL

 

スタディサプリEnglish レッスン

実際に私がスマホで勉強していたときの画面。初心者でも、楽しく格安で英会話が学べます

 

前述通り、あれこれ教材を使うよりは、スタディサプリ一つを徹底的にやったほうが、英会話の上達は早いです。

 

なおコースは2つあり、「日常英会話コースは月額2,178円、もう一つの「TOEIC対策コース」も月額3,278円と格安で学べます。

 

そして今なら7日間の無料体験もあります。PCやスマホがあればタダでお試し可能なので、英語学習を検討しているなら、まずはトライしてみると良いです。以下公式サイトから申し込むと、無料で7日間使えます。

>>スタディサプリEnglish無料体験

 

 

その他、おすすめの日常英会話の教材

まずはスタディサプリ一つで良いと思いますが、特に伸ばしたい分野があれば、その分野に特化した教材も併用して使うと良いですね。

 

参考までに、個人的に使ってよかった教材を分野ごとに挙げておきますね。

 

 

上記の通りです。注力したい分野があれば、スタディサプリに追加して併用してみましょう。

 

日常英会話のアウトプットに最適なサービス

アウトプット方法については、外国人と会話ができれば何でも良いです。

 

とはいえ、なかなか外国人と話す機会もないでしょうから。その場合は、「英会話スクール」を使うことが良いです。私自身も英会話スクールは活用しましたが、英会話上達にかなり役立ちました。

 

英会話スクールは費用こそかかりますが、正しく使えば、最短で英会話ができるようになります。

 

正しい使い方については英会話教室で効果が出ないのは”取り組み方”が原因です【効果を最大化する方法とは】を参照いただければと思いますが、ここに書いてある通りにやれば、最短数ヶ月でも、英語のコミュニケーションはできるようになります。

 

おすすめの英会話スクール

こちらもおすすめ英会話スクールを挙げたいところですが、書くと長くなるので、、、【おすすめ英会話教室】本当におすすめな英会話スクール7つを、バイリンガルが比較紹介をどうぞ。

 

こちらの記事で、「質重視の方向け」「価格重視の方向け」「バランス重視の方向け」など、ニーズに沿って選べるようにしてます。費用を抑えて実践を積めるものもあるので、チェックして、必要であれば有効活用しましょう。

 

 

2. ビジネス英会話の勉強法

一方でビジネス英会話の場合、一番早いのは「ビジネス英会話専用の英会話スクール」に通うことです。このタイプのスクールを使えば、ビジネスで必要な英会話を、正しい文法や言い回しで学ぶことができます。

 

最近だと、PROGRITのように、ビジネスパーソン向けの英会話コーチングサービスもあります。特にこのPROGRITは私の知人でも受けている方が多く、総合商社やコンサル出身者、海外駐在を控えるグローバル企業の社員、起業家まで、ビジネスパーソンに広く選ばれています。

 

また面白いのは、プログリットはサッカーの本田圭佑選手も受講しているんですよね。

 

本当におすすめの英会話教室・スクール7つ【人気ランキング】

 

PROGRITは、世界を舞台にビジネスをしていきたい方に向いています。ビジネス英会話を早期に身につけたいなら、一度無料カウンセリングに参加してみると良いですね。ビジネスに必要な英語についてアドバイスしてくれます。無料カウンセリングは公式サイトから予約できるので、気軽に参加してみると良いです。

 

まとめ

述べてきた通り、海外駐在員に必要な英語力は「日常英会話」と「ビジネス英会話」の2つです。中でも「日常英会話」は、全てのベース(土台)になるものです。ですから、優先して学ぶことが必要です。

 

最後に勘違いされやすいですが、日常英会話って、実はそこまで難しくありません。もちろんペラペラは難しいですが、3ヶ月くらい真剣にやれば、外国人との簡単なコミュニケーションくらいはできるようになります。

 

簡単なコミュニケーションができるだけでも、現地に赴任してから大いに役立ちますよ。仕事でわからないことも聞けるようになりますし、普通に買い物したり、観光にいくときも役立ちます。

 

それに、英会話ができるって、単純にカッコいいです(笑) カッコいい上に、英語ができる人は転職も有利になりますし、年収も上がりやすいです。少なくとも、私は百万円単位で大きく上がりました。

 

私自身、英語ができるようになって心底感じますが、英語ができて得することは100あっても、損することは本当に一つもありません。だからこそ、海外思考があるくらいなら、迷う必要なく絶対に学んでおくべきです。

 

その一歩として、いきなりハードルが高いことをする必要はありません。まずはご紹介したスタディサプリEnglishあたりからスタートすることが、低価格で、気軽にできる英語学習ですね。スマホで通勤時間の5分、10分を使って勉強を始められますし、前述通り、今なら無料体験も7日間できます。

 

その上で、短期集中でがっつり学びたいなら、英会話スクールも併用で完璧ですね。

 

ということで、本記事は以上です。控えめに言っても、海外駐在は「最高」です。英語を学んで、楽しい海外駐在ライフを実現しましょう。

 

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