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気になる海外駐在員の年収・給料の実態【元駐在員の私が実体験から明かします】

気になる海外駐在員の年収・給料の実態を、元駐在員の私が実体験から明かします

私は新卒で日系大手グローバル企業に入社し、26歳で海外駐在となりました。海外駐在員として世界中を飛び回って仕事をしてきたことから、世界各国に赴任する海外駐在員をこの目で見てきました。

 

そのような経験があることもあり、私がよく聞かれるのは「海外駐在員の年収って実際どうなの?」ということ。

 

  • 海外駐在はセレブのような生活が送れる
  • 1年間で500万円くらい貯金がたまる

 

このようなことが一般的には言われますが、実際のところ、どうなのでしょうか。

 

私が実際に海外駐在員として働いた経験から言うと、結論、海外駐在員はかなり稼げます。間違いなく、年収・給料事情はサラリーマンの中でもトップクラスです。

 

では実際に、海外駐在員はどのくらい稼げるのか、どのような生活が送れるのか、「海外駐在員のリアルな年収事情」を、元駐在員の私が解説していきます。

 

5分ほどで読める内容です。リアルな海外駐在員の懐事情を知りたい方は、続きをどうぞ。

 

気になる海外駐在員の年収、給料は?【収入水準はサラリーマントップクラス】

気になる海外駐在員の年収、給料は?

 

冒頭の通り、海外駐在員はかなり稼げます。

 

ではどの程度稼げるかというと、概ね日本の給与水準の「約1.8倍」が相場です。

 

私の年収推移:赴任前と赴任後【年収700万円⇨年収1,250万円】

例えば私の場合、日本にいたときは年収700万円ほどでした。これが、海外駐在となってからは年収1250万円ほどになりました。つまり、約1.8倍です。

 

  • 日本にいた時の年収:年収約700万円
  • 海外駐在員になった時の年収:年収約1,250万円

 

もちろん企業によって差はありますが、このように、海外駐在員になると、日本で働いていたときより額面の収入が大きく増えることが一般的です。

 

海外駐在員の手取りは更に増える【日本にいるときの約2倍が相場】

さらにいうと、海外駐在員になるともっとインパクトが大きいのは額面ではなく「手取り」です。

 

駐在員の税金事情はかなり複雑のため、詳しいことは税金のプロでないとわからないですが、駐在員の場合、現地の税金は「会社が払うこと」が基本です。つまり、引かれる控除が少ないため、手元に残る手取りは増えるんですよね。

 

実際に私含め、周囲の駐在員の年収事情を聞く限りでは、日本にいるときの概ね2倍程度の手取りの方が多いです。例えば、日本で手取り30万円なら60万円、40万円なら80万円、といった感じですね。

 

私自身、海外駐在員になって強く実感しましたが、懐事情は相当に潤います。普通に生活していても年間300〜500万円くらいお金が貯まりますし、サラリーマンの中では間違いなくトップクラスだと思います。

 

もちろん、後述しますが、赴任する国によって物価が違ったり、業界、企業ごとに年収の差はあります。そのため、一概に駐在員だから貯金が貯まる、というわけではないです。

 

例えばニューヨークやロンドン、北欧の駐在員の人は、物価が高いため生活は大変そうでした。一方、タイやマレーシアなどの東南アジアであれば、貯金は本当に貯まりますね。

 

これは、海外駐在員の年収事情です。

 

海外駐在員の手当は福利厚生は?【住宅手当や車、ハードシップ手当など】

海外駐在員の手当は福利厚生は?

 

もう少し給与事情を詳しく説明すると、海外駐在員の場合、「手当」や「福利厚生」といったものもあります。この手当や福利厚生が、駐在員の場合は本当に恵まれているんですよね。

 

手当や福利厚生は、例えば次のようなものです。

 

海外駐在員の手当、福利厚生

住宅手当

子供の教育費

お手伝いさんの費用

出張手当

ハードシップ手当

 

こういったものです。

 

個人的に特によかったのは「住宅事情」

特に私が良かったと感じるのは「住宅事情」ですね。

 

海外駐在員の場合、日本ではとても住めないような豪邸に、会社が大半のお金を出して住めます。私の場合も、プール付きのマンションに、会社の9割の家賃負担で住むことができました。

 

さらに言えば、日本への帰国費用も年○回といった決まりはあるものの、会社が負担してくれる企業も多いです。しかも自分自身の分だけでなく、家族の帰国費用も負担してくれる会社も多いです。

 

このように、年収や住環境など、駐在員はかなり恵まれています。

 

海外赴任の年収【業界、企業、赴任国による待遇の違い】

海外赴任の年収【業界、企業、赴任国による待遇の違い】

 

さらに言えば、所属する業界や企業、また赴任する国によって、海外駐在員の年収・待遇は異なります。

 

事例を挙げつつ、紹介しますね。

 

1.業界による違い

まず、業界によって年収水準は変わります。考え方としては、日本で年収水準が高い業界ほど、海外駐在時の年収も高くなります。

 

最も年収が高いのは「総合商社」

最も年収水準が良いのはやはり「総合商社」ですね。

 

三菱商事や伊藤忠商事などの総合商社の駐在員であれば、年収2,000万円、年収3,000万円台など、普通のサラリーマンとしては最高峰レベルの収入を得ることができます。

 

メガバンクの駐在員も年収が高い

メガバンクも良いです。メガバンクも収入水準が高い業界ですが、30代のメガバンク海外駐在員なら、年収1,200〜2,000万円くらいはもらえますね。

 

メーカーも年収1,000万円以上可能

一方メーカーなどは、総合商社やメガバンクと比較すると、収入水準は少し下がります。

 

それでも、年収1,000万円は普通に届きますね。出世して課長や部長になれば、年収1,200〜2,000万円くらいに到達します。

 

2.企業による違い

業界だけでなく、企業によっても年収水準は異なります。これも考え方としては、日本で年収水準が高い企業ほど、海外駐在時の年収も高くなります。

 

ですからこの場合も、トップクラスは総合商社の三菱商事や伊藤忠商事、三井物産など、メガバンクなら三井住友銀行銀行など、メーカーならソニーなどです。これらの企業は本当に稼げます。

 

3.赴任する国による違い

赴任する国の住環境によっては「ハードシップ手当」という手当が別途支給されます。金額は様々ですが、月5〜15万円など、大きな単位で上乗せされるんですよね。

 

例えば私の友人の駐在員は、サウジアラビアやブラジル、ナイジェリアなどに駐在していましたが、こういった地域のハードシップ手当がかなり凄いようですね。

 

余談ですが、ブラシルは相当住み心地が良いようです。都会で、海も綺麗で、ご飯も美味しい。高いハードシップ手当をもらいながらも充実毎日を送れるそうで、個人的には羨ましい環境と感じましたね。

 

このように、赴任する国によって、ハードシップ手当で待遇はさらに良くなるのが会がい駐在員です。

 

まとめ:海外駐在員の年収事情は抜群に良い

まとめ:海外駐在員の年収事情は抜群に良い

 

述べてきた通り、海外駐在員は日本にいる時より額面収入が約1.8倍ほどになり、手取りは約2,0倍くらいになるのが一般的です。

 

給料だけでなく、住宅手当や出張手当、日本への帰省手当も出ますし、現地のメイドさんや運転手も着くほど、至れるつくせりな環境です。

 

もちろん、海外駐在員は責任あるポジションで赴任しますから、大変なことも多いです。それでも、それを大きくカバーするような大きな収入、環境もあるため、個人的には本当に恵まれていると感じます。

 

老後資金2,000万円問題だって、駐在員になれれば数年で解決できます。駐在で5,000万円〜1億円くらい貯めて、40代でセミリタイアした元駐在員の人も私は何人も知っています。

 

海外の異文化生活を体験でき、早くに仕事をリタイアして第二の人生を送る。こういう生き方も良いんじゃないでしょうか。

 

そんな海外駐在員になるためには「ものすごくハードルが高いんじゃ…?」と思うかもしれませんが、実は正しいステップを踏んで行けば、誰だって駐在員になれるチャンスはあります。

 

この辺りは「海外駐在員になるには?元駐在員の私が実践した、現実的な海外赴任の実現方法をご紹介」の記事で紹介しているので、海外駐在員になりたい学生や社会人の方は、よければ参考にしてみてください。

 

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